2018年10月6日土曜日

中央区 橋から橋まで総めぐり その1

大阪市中央区が発行している「中央区 橋から橋まで総めぐり」という冊子がある。2009年のことなので冊子自体が残っているかは不明であるが、ホームページにも掲載されている。今回はこれを頼りに橋めぐり~。(どうもあちこちのコースを食い散らかしてるような気もするが、自由気ままにやっていきたい。)

橋の数は、35橋。番号を振ってあるのと、各橋の成り立ちや歴史背景、エピソードなども解説されているので大いに参考になる。また区切って回れるので気儘に歩きたい。
今回は、①淀屋橋から、⑦大坂橋まで歩いてみた。

①淀屋橋
地下鉄淀屋橋駅を地上に上がると目の前が淀屋橋。今まで幾度となく渡っているが、改めて「橋」に着目してみると、ここにも歴史があるんだとつくづく思う。川は土佐堀川である。
初代の橋は江戸時代に架けられた橋で、当時を代表する豪商淀屋常安(よどやじょうあん)が、淀屋橋のたもとに開設し た米市場へ向かう人や、中之島辺りの蔵屋敷へ往来する 人のために架けたとされている。(中央区 橋から橋まで総めぐりより引用)



橋の向こうに見えるのは大阪市役所。


淀屋橋から西側を望む。


②の栴檀木橋(せんだんのきばし)に向かう途中に、大阪市役所と府立中之島図書館、大阪市中央公会堂が並んでいる。
大阪にいるとは思えない威容を誇る「中之島図書館」


②の栴檀木橋(せんだんのきばし)も初代は江戸時代に中之島を行き来するために建てられた。



橋から大阪中央公会堂を見た景色。逆光になったのか、腕が悪いのか!?


川と並行に東へ向かうと、大阪証券取引所が見えてくる。ここを北へ向かうと次の橋、③「難波橋」(なにわばし)。同じく土佐堀川にかかっている。
それにしても今日は、空の青さが眩しいくらい空気が澄んでいるようだ。風も少し強めだが、歩くには心地よい。





続いて、中之島バラ園をぶらぶら。このあたり、都会の真ん中にあるオアシスである。



④の橋、「天神橋」が見えてきた。公園からだと上がったところが橋の中央になる。


川の北側(この辺は大川になる)の南天満公園横をさらに東へ向かう。橋ではないが、公園の中に「天満の子守歌」石碑と像があるので立ち寄ってみた。
子守歌と言いながらも、昔地元の市の存在感を示すために作られた歌で、市場の情景を表す歌になっている。詳しくは、NPO法人日本子守歌協会のホームページに開設されているので、そちらを。



⑤の橋は、「天満橋」。江戸時代には公儀橋として役人の通行や役所間の連絡に使われた「官」の性格が強い橋で、「難波橋」「天神橋」と共に浪華3大橋と呼ばれた重要な橋である。天神祭りの花火の絶景ビューポイントになっている。




さらに東へ。⑥寝屋川橋



⑦大坂橋⑧京橋



橋のたもとに、京橋川魚市場跡を示す石碑が立っていた。川魚を専門に扱う市場があったらしい。



この橋から見える景色も素敵でした。


京橋を渡って直進すると、そこは大阪城京橋口。今日はお城には拠らずに地下鉄天満橋駅をゴールとした。


橋めぐり、35橋のうち本日は7橋で終了。大阪は上町台地を除いて総じて土地が低い。橋も何度も流されたりして、今ある橋は大体が新しく付け替えられている。
「浪華の八百八橋」と言われるが、江戸時代の実数は約200橋であったそうな。ただ江戸が幕府が建てた公儀橋が大多数であったのに対し、大阪は町人たちが自腹で作った町橋であった。そこに町人たちの思い、勢いがあった。
今回のウォーキング、思い付きから始めてみたが最後まで「めぐり」たい。不定期なので次回はいつか分からないが・・・。

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