2019年5月31日金曜日

「新発見‼ こんなところに有形文化財」(駅長お薦めフリーハイキング/近鉄)

2019年5月31日(金)

鶴橋駅がスタート地点となった。この界隈、夜は焼き肉の匂いが立ち込めるディープな町である。いつもの調子で西口を降りてみたが、それらしき案内は無い。よく読むと東口スタートになっている。いったん出たものだから、探し当てるのに15分ほど掛かってしまった。駅の周囲は商店街が入り組んでおり、迷路のようだ。


ともあれ地図をゲットして歩き出す。


最初のポイントは、九本寺。日蓮宗の寺院とある。



この辺りからは何度か歩いている上町台地のエリアで、立ち寄るポイントが少し違うくらい。でも歩くには良い街だ。生國魂さんの前を通って、次のポイントへ。


天王寺七坂の一つ、源聖寺坂を下る。



降りきったところの角にあるのが金台寺(こんたいじ)。1656年創建と言われる浄土宗の寺院。



しばらく歩いて、大江神社の横を通って、これも天王寺七坂の一つ愛染坂を上る。





生活するには少々きつそうだが、市内にこれだけの高低差があるのが実に良い。
登りきったところにあるのが、愛染堂。日本最初の社会福祉施設、施薬院として建立された。ここは以前も訪れている。


で、今回はこのまま突き切って四天王寺に入る。



ここからコースは一心寺さんへ向かうが、ここもパスして堀越神社へ。「一生に一度のお願いを聞いてくださる神さん」との言い伝えがある。健康で長生きしますようにと願うのが普通だろうが、ついつい宝くじが当たりますようにと願ってしまった。こうして公表してしまっては、効き目もあるまい。反省反省。やはり健康が一番か。



いよいよ阿倍野橋が近づいてきた。ハルカスが近くに見える。


最後は統国寺。聖徳太子が開創したとのこと。


このあと裏道を歩くが、見事にホテル街である。休憩の2文字がそこかしこに。天王寺界隈も昔は雰囲気の良くないディープな町であったが、現在ではハルカスを中心に、天王寺ミオやHOOPなどのモールも出来て、オシャレな町に変身した。
初めて来たが、「てんしば」という寛げるスポットもある。


上町台地周辺は何度も来ているので、次は大阪の西側か、もう少し郊外に目を向けても良さそうだ。

2019年5月24日金曜日

中央区 橋から橋まで総めぐり 完結編(後篇)

2019年5月24日(金)
いよいよ完結します。

次の日本橋(にっぽんばし)の南側、道頓堀川と並行して伸びるストリート「道頓堀」がある。大阪・ミナミの代表的な繁華街。道頓堀の名は、慶長17年(1612)に私財をなげうって川を開削した安井道頓(やすい・どうとん)の名前に由来しており、その後、幕府の都市計画によって道頓堀の南側に大坂中の芝居小屋が集められ、47軒の水茶屋が許可されて長らく日本の芝居の本場として栄えた。


でも今日の主題は橋めぐり。橋に戻ろう。
先ほどの画像を取った位置から北側に日本橋がある。江戸時代には幕府が管理する重要な公儀橋に指定され、紀州藩や岸和田藩の参勤交代の道筋としても使われた。




ここからは道頓堀川の両サイドがリバーウォークとして整備されており、このまま進むことにした。

 
で最初の橋が、相合橋(あいあうばし)



この先もリバーウォークは続く。
太左衛門橋は町橋だったそうで、芝居小屋への通路として早くから架けられていたらしい。橋の向こうに真新しい建造物が!


最近来ていないので、何が出来ているのかと思ったら、道頓堀大観覧車「えびすタワー」と言うのだそうだ。


橋に戻そう。
戎橋(えびすばし)

 
この橋の脇から、心斎橋筋商店街が見える。さぞかし人で賑わっているだろうが、今日は行かない。


この橋を過ぎると、ご存知グリコの看板がある。


大阪で最も幅の広い橋、道頓堀橋。この上は御堂筋。


新戎橋。歩道には白御影石、地覆には黒系の塗装を施し、夜間には高欄にガラスで挟み込んだ和紙が照明に浮かび上がる橋であるが、昼間に下から見ている限りでは雰囲気もわからない。


そして、とうとう最後の橋は大黒橋。これで35橋踏破したことに。
ミナミも随分雰囲気が良くなったものだ。観光客が集まるのもよく分かる。何気なく始めた橋めぐり、大阪の大阪らしい雰囲気を十分に味わうことが出来た。

中央区 橋から橋まで総めぐり 完結編(前篇)

2019年5月24日(金)
昨年歩いた「中央区 橋から橋まで総めぐり」、21番目の久宝寺橋から再開してみた。今思うと、なぜ橋めぐりなのか意味は分からない。でも始めた以上完結しておこう。

地下鉄メトロ「本町駅」から歩いて5分ほど、「久宝寺橋」は豊臣秀吉の時代から架かっていたと言われる古い橋の一つではあるが、現在の橋は位置も変わり昭和14(1939)年に永久橋化されている。




東横堀川の両サイドの道を南に向いて、縫うように歩いていく。川の上を阪神高速が走っているため影が多いので助かる。今日も暑い一日なのだ。
「安堂寺橋」は、江戸時代玉造から生駒の暗峠に達するなら街道に通じる重要な道筋にあたったそうだ。


「末吉橋」



「九之助橋」
江戸時代初期には架けられていたらしい。現在の橋は、第一次都市化計画事業に基づいて、大正 15(1926)年に鋼製のアーチ橋に架け換えられ、平成4 (1992)年に改修が行われたとある。アーチ姿は橋の上から撮れないので、次の橋から撮ってみた。



「東堀橋」



「瓦屋橋」

「上大和橋」


次の「下大和橋」からは道頓堀川に続いていき、流れも南北から東西に代わる。西、すなわち大阪湾のほうに向かって歩くことになる。またここまでは行きかう人も少なく、静かな商業ビルの谷間を歩いてきたが、ここからは海外からの観光客も目立つ「ミナミ」を歩いていく。
それにしても近頃、観光客が増えた。経済的には良いのだろうが、大阪の街並みに調和して雰囲気も良くなればと願うばかりである。



今回距離は短いが、ここからの景色が大阪らしく感じるので次回に詳しく。

2019年5月11日土曜日

「爽やかな酒を求めて 奈良 長龍酒造へ」(駅長お薦めフリーハイキング/近鉄)

2019年5月10日(金)

今回は少し遠出して奈良をブラついてきた。位置的に奈良県は大阪府の東、南北では南寄りにずれている。今いる東大阪は大阪府の真ん中で、平行移動すると奈良県の北部になる。
長い間、奈良はもっと北寄りに位置するイメージを持ってきた。地図を見れば分かることであるが、思い込みと言うのは恐ろしい。今回はさらに南寄り、近鉄の五位堂駅からのスタート!近鉄大阪線で、急行停車駅、準急だと終点になる。


しばらく行くと右に折れて、歩行者・自転車専用道路「かつらぎの道」を歩く。所どころ歩行者用、自転車用と分けてあり、閑静な住宅街を縫うように続いている。今日は薄曇りながら歩くと汗ばむ。




最初のポイント、牧野(ばくや)古墳。なかなか「ばくや」と読める人は居ないだろう。




石室があった。



竹取公園を右に見て、馬見丘陵公園に入る。ここは昔話の竹取物語の舞台とされている。かぐや姫が居たのかもしれない。馬見丘陵公園はいくつかの古墳もある都市公園である。



公園内にあるナガレ山古墳。



以前訪れた五色塚古墳(明石)と同様、埴輪列がある。上に登れるが、今回はパスした。そろそろ足にきている。足と言っても、例の足裏の痛み・・・。
少し歩くテンポを遅くして、公園内の取り取りの花を見ながら歩くことにした。これだけのお花畑も維持するのは大変じゃないかな。





さてさてあと少しでお酒が飲める。長龍酒造。


お酒の試飲に夢中になって、画像は取れていない。案内通りにコースを行けば、6種類ほどの冷酒を少しずつ飲ませて頂ける。もちろん最後に販売コーナーを通ることになる。美味しいお酒ばかりだが、荷物になるので買わなかった。申し訳ない。
この後、古い街並みを抜けて、近鉄箸尾駅から帰路につく。


箸尾駅。近鉄田原本線にある。
さて、どうやって帰れば良いものか。幾通りものルートがある。時間は有るので、新王寺迄出て、JRに乗り換え久宝寺。ここから歩いて近鉄久宝寺経由で変えることにした。
もう少し歩きたかったのもある。


本日、14kmも歩いていた。道理で足裏も痛いわけだ。
痛いながらも、これだけ歩ければ大丈夫かな。

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