少々イレギュラーな手段を取った。実は急遽昼から息子の家(富田林)に車で行く用事ができたので、自宅から大和八木駅に向かい、駅前駐車場に車を止め、そこから電車で桜井駅まで往復することに。以前から行きたかった山の辺の道なので、予定外の苦肉の策である。
なんとか桜井駅に到着。ここから北に向かう。
古代この辺りには、「海石榴市」(つばいち)と呼ばれる、わが国最初の大きな市があったという。また大陸からの船が大阪(難波津)から大和川をさかのぼって到着する船着場があった場所で、諸国や外国から多くの遣いや物資が上陸したと伝えられている。当時に想いを馳せながら・・・。
大神神社(おおみわじんじゃ)。本殿は設けずに拝殿の奥にある三ッ鳥居を通し三輪山を拝するという、原初の神祀りの様が伝えられているわが国最古の神社とある。
三輪山は大和盆地の東南に位置し、高さ467m・周囲16km・面積350ha。
神社の脇にある「久すり道」を歩いて「狭井神社」(さいじんじゃ)に向かう。
「狭井神社」は垂仁天皇の時代に、疫病を鎮めるために創建されたと伝わる。境内には霊泉があり、この水は古来薬水と呼ばれ、様々な病気に効くと信じられてきた。私も信じて飲ませて頂いた。
薬井戸の近くには御神水を使った「水琴窟(すいきんくつ)」があり、竹筒に耳を当てると、水が落ちる音がきれいに響いてくる。
最後は久延彦神社(くえひこじんじゃ)・・・には寄らずに帰路に。ここは知恵の神様=学問の神なので、受験生に譲っておこうと。
かなり北上したのでスタート地点まで距離は有る。車なのでいったん戻らないといけない。山の辺の道はやはり良かった。いずれ再訪して、今度は天理あたりまで歩いてみたくなった。
0 件のコメント:
コメントを投稿