2021年10月19日火曜日

京街道を歩く・・・(樟葉から石清水八幡宮まで)② いよいよ石清水八幡宮!

2021年10月15日(金) 晴れ

高麗橋から出発した、今回の京街道。

結局4回にわたって石清水八幡宮までやってきたことになる。距離にして40㎞強。昔の人なら一日で歩いた距離だが、こちらは健康のためのウォーキング。

あとは石清水八幡宮をゆっくりお参りしたい。


ようやく見えてきたのは、京阪本線石清水八幡宮駅。
右の看板には「国宝」の文字、左の看板にはケーブルが右方向と表示されている。今回のルートは表参道を順に巡り、帰りをこのケーブルカーで降りる計画。


一の鳥居。


一の鳥居の前にある、やはた走井餅老舗。
江戸時代中期大津で創業し、こちらへは明治43年に引き継いだとある。創業250年を超すほどの老舗店だ。


一の鳥居は文字通り玄関口。


案内のマップがあったが、これを見てもかなり広大な敷地であることが分かる。また淀川を挟んで対岸は天王山であり、京都への入口のような地理・地形なので、歴史的にも要衝であっことは容易に想像できる。


一の鳥居をくぐると右側にある、放生池。
絶滅危惧種「アサザ」の繁茂池。



頓宮。
頓宮とは「仮の宮」と言う意味。

頓宮と言う名前のキャッチャーがオリックスにいる。名前には謂れがあって、調べてみると面白い。

昔結婚式のスピーチで、名前(の謂れ)を題材に使わせてもらったことがある。この手は使えそうだと思ったが、スピーチどころか、ここのところコロナ禍で結婚式自体が少なくなった。


「勅祭石清水祭」では、本殿より御神霊が遷される御旅所。


回廊に囲まれた頓宮内には、不思議な配置をした石たちが散らばっていた。
「再生」と言う名の芸術作品だって。
いわゆる瓦礫を集めて「生命」や「エネルギー」を感じさせる作庭をしたと。

そう言われれば、そう見えてくるから不思議だ。



頓宮内の神殿と右側が入口。



頓宮内の回廊。
柱の落書きは残念で仕方ないが、良い雰囲気だ。



頓宮を出た所に常夜燈。


常夜燈の反対側には、高良神社の鳥居が。
徒然草の第52段に出てくると書いてあったので調べてみたら、

ある老法師が、石清水八幡宮をお参りしたことがなかったので、一人でお参りにいった。ところが、ふもとの極楽寺と高良神社をお参りし、これが八幡宮だと思い込んで帰ってしまったというお話。
教訓、ちょっとしたことでも案内人はいたほうが良いと。


源頼朝公が奉納した松「六本松」という伝承がある。
実際は最後の1本が落雷で焼失したため、これは2代目と言われる。

こういうのはよく聞く話で、大阪城には秀吉お手植えの樟というのがあるが、これも一旦焼失したのを後世に復活させたものだという。




さて、いよいよ二の鳥居。


石清水八幡宮は、859年男山の山上に創建された。だから参拝イコール男山登山と言うことになる。若干息が切れるが、このあたり一帯は野生動植物保護地区でもあり、自然が残されていて、歩を進めるごとに清々しい気持ちになっていく。

石清水八幡宮、まだ続きます。

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